紫鈴

「りいおにいちゃん」の僕と「鈴音」の俺のめちゃくちゃブログ

藍花と月花

藍ちゃんに初恋したと思ってたらちがった。月ちゃんだった。藍ちゃんに初恋されてた。いや、俺愚か過ぎるでしょう。渾名のリンリンからパンダ兄さんって月ちゃんに呼ばれてたけど、藍ちゃんが氷点下の声でパンダって呼んでくる。逆らったら殺られる…。藍ちゃ…

夜の国の月

月ちゃんが3日くらい夜の国に住み込んでいた。昨日、帰ってきたけど何だか調子がよくないんだよねえ…。母親が来てたせいかもしれないけど、今日もぐったりしてたよ。ついに蹲ってがたがた震え出したから全力で蒼夜を応援した…。何で僕じゃないかなあ。まあ、…

月ちゃんとチョコレート

月ちゃんが高級チョコレートを幸せそうに口にしている。リンツのリンドールだってさ。何か複雑な気持ちなんだけど…。それは兎も角、千花も融合していたらしいね。理白のブログで発覚して、けらけら笑っている悪戯者の千花を発見したよ。敢えて隠れていたよう…

ゆかりすず

ブログタイトルはゆかりすず、であってシリンではない。何故か俺たちの中ではシリンで通っているが、取り敢えず、読者の皆には知ってもらいたい。紫鈴=ゆかりすず紫は所縁に掛けたんだ。鈴は俺の名前だから入れた。月がくれた名前だからな。そこのところ、…

新しい僕たちのカタチ

月花が融合して大所帯の形状になった僕たち。僕が最近、来なかったのは融合を継続させるためさ。僕と陸海と理白と井太で緩い融合をして、理白が表層の人格として存在していたんだ。ただ、詳しく書くと伸されるから省略するけど、理白は不安定だった。僕が表…

1月7日の奇跡

久しぶりにりいちゃんと呼ばれた。 失って二度と戻らない時間を巻き戻したのは月ちゃんだった。 代理人格なのか主人格の幼児退行なのか分からないが 兎に角、俺は昔とは違って大人になっていた。 それでも、月ちゃんは僕を昔と同じように りいちゃんと呼んだ…

僕と俺

意外と書くことはあるもので、 今の一人称のごちゃごちゃな理由について書いてみようか。 小さい頃は僕だった。 そのうち俺になった。 月花は「お兄ちゃんでいて欲しい」と言った。 おにいちゃんは僕の領分だった。 僕と俺との違いが月ちゃんには分かってい…

りいちゃんと俺を呼ぶものはない

当時、暴走して迫害者人格を4人月花に送り込んでいた俺。 さすがに存在がバレてお前はいつもそうだと八つ当たったが、 「名前つけたげる~」と軽いノリの月花は「鈴音。鈴の音。聞こえたよ」と笑った。 恐らく、僕はしいちゃんが来ることを期待していて、 …

近寄ることを自己に禁じた少女

依月という幼女は俺の頭を割りそうなほどに痛ませた。 初恋の少女と同じような年格好。 最初は2歳だった。無表情で人形のようだった。 蒼夜に懐き、ただそばにいた。 理白と遊ぼうとしていたこともあった。 あいつはあしらうように遊んでやっていた。 僕は…

昔語りの少女はなく

どうにかタイトルを思いついた。 無理矢理書いた感が半端ないが仕方ないだろう。 その昔、僕には好きな女の子がいた。 僕は7歳で女の子は2歳でしいちゃんといった。 僕はりいちゃん、りいおにいちゃん、などと呼ばれていた。 しいちゃんが「ぜったいおこら…

発想力の欠如

うん、ブログの文面よりもタイトルが思いつかない。 これだけで他の人格との違いとか恐ろしく大きいよね。 あの陸海ですら普通にタイトルを書けたのに。 俺は鈴音だ。 月花の学習の結果、迫害者人格だったという俺。 過去には犠牲者として扱われたので、複雑…